【書評】山梨和彦『20代で身につけたいプロ建築家になる勉強法』/建築学生・若手社員に読んで欲しい1冊

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こんにちは、カイトミ(@kaitomi0626)です。

このブログでは、建築とライフスタイルについて、みなさんに役立つ情報を発信しています。

悩んでいる人
悩んでいる人

「建築の仕事をしたいけどどんな仕事があるの?」
「建築業界で働きたいけど、どんな勉強をしたら良いの?」
「建築士として活躍するための勉強法を知りたい」

こんにちは、カイトミです。

皆さんはこんなお悩みを持っていませんか?

今回は山梨和彦さんの著書『20代で身につけたいプロ建築家になる勉強法』についてご紹介していきます。

この本を通じて、建築の仕事や勉強法について一緒に学んでいきませんか?

カイトミ
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こんにちは!このブログを運営しているカイトミです。
このブログでは、一級建築士、認定コンストラクションマネジャー、認定ファシリティマネジャーの資格を持っているカイトミが『建築』×『ライフスタイル』をテーマに情報を発信しています!

この本を読んでオススメしたい人

  • 建築の仕事をしたいと考えている学生
  • 実際の建築業界で働き始めた社会人
  • 建築家として活躍するための勉強法を知りたい人

それでは、山梨和彦さんの著書『20代で身につけたいプロ建築家になる勉強法』についてご紹介していきます。

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建築家『山梨和彦』とは?

本書をご紹介する前に、まずは「山梨和彦」とは何者か?について、著者について解説していきます。

著者プロフィール
山梨和彦(やまなし かずひこ)
日建設計
CDO常務執行役員/チーフデザインオフィサー /設計部門 プリンシパル
1986年、東京大学修士課程を経て日建設計に入社。専門は建築意匠。
2009年「木材会館」にてMIPIM Asia’s Special Jury Award 、2014年「NBF大崎ビル(ソニーシティ大崎)」2019年「桐朋学園大学調布キャンパス1号館」にて日本建築学会賞(作品)、2011年「ホキ美術館」にてJIA建築大賞、「NBF大崎ビル」でCTBUH Innovation Award などを受賞。
日本建築学会賞、グッドデザイン賞、東京建築賞などの審査員も務めている。
日本建築家協会、日本建築学会会員。
(日建設計HPより)

山梨和彦『20代で身につけたいプロ建築家になる勉強法』

この本は、プロの建築家を目指した人に向けた、建築に対する考え方や勉強法について書かれたマニュアル本です。

本書では、以下のことが学べます。

建築を学ぶことの意味
建築を学ぶための方法
設計課題やプロジェクトを通じで建築に挑む
実務で建築をつくる
建築を発信する

ここから、それぞれの内容についてご紹介していきます。

建築を学ぶことの意味

みなさんは、建築を学びたいと思ったら、どうしますか?

独学で勉強する。建築の学校に進学する。建築の仕事に就く。など・・・

建築を学ぶ方法は学校以外にも沢山の学び方があります。

しかし、自分の立ち位置を捉え、どのような方向に進むかを目指すことができます。

この本では、建築を学ぶために自分のポジションを定めることの大切さと、建築にかかわる仕事について詳しく説明しているため、自分がイメージしている仕事は何か?といった、自分が進むべき道の参考になる情報が得られます。

設計課題やプロジェクトを通じで建築に挑む

ここでは、学校の設計課題や実務のプロジェクトでどのように建築と対峙していくかについて、ご紹介します。

学校の設計課題や実務のプロジェクトに共通することは、いかにしてプロジェクトと敷地を読み解くか、ということが学べます。

また、建物を計画するにあたっての関連法規や類似事例との比較、コンセプトの立案などを具体的に説明していますので、実務を経験したことのない方でも、実際の建物の計画プロセスが学べます。

特に実際のスケッチや検討時の資料などのビジュアルも沢山あるため、実際の仕事の一端が垣間見れると思います。

実務で建築をつくる

ここでは、先ほどご紹介した設計課題やプロジェクトを通じで建築に挑むから、実務の内容についてご紹介しています。

実施図面の構成や現地調査、施工図のチェックなど、より実務の内容に即した内容をご紹介しています。

実務で重要な確認申請や法規的な内容についても言及されていますので、建築士として仕事をすることのイメージが沸くと思います。

建築を発信する

ここでは、建築を発信する方法についてご紹介しています。

建築を発信するというのは、建築プロジェクトや自分の考えを人に説明することを指しています。

建築は個人一人で作り上げるものではなく、沢山の人と関わり、協力しながら作り上げていくものです。

その時に必要なのが、自分が考えているアイデアや意見を相手に理解してもらうための発信力です。

建築家は設計のデザイン力が重要と思われがちですが、プレゼンで発表したり、打合せで計画内容を説明したりといった、人に伝える能力が建築士として働く上で、とても重要なスキルとなります。

建築家として仕事をするのであれば、建築に関する知識・経験はもちろん、建築を発信する力もあわせて高めていってください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は山梨和彦さんの著書『20代で身につけたいプロ建築家になる勉強法』についてご紹介しました。

この本が建築学生、建築を学びたいと思っている方にとって、建築を学ぶきっかけになる一冊になっていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

カイトミ

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