【書評】谷尻誠『CHANGE』/建築家が考える働き方とは?

Architecture

こんにちは、カイトミです。

今回は建築家の谷尻誠さんの著書『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』についてご紹介していきます。

この本をオススメしたい人

  • 建築家の新しい働き方・仕事術について知りたい
  • デザインやアイデアをどのように建築に紹介していくかを知りたい
  • どうしたら楽しく働けるのかを知りたい

建築家としての活躍しながらテレビやSNS、本の出版など、さまざまコンテンツを通じて情報を発信している、新しい形の建築家として注目されている1人です。

本書を通じて、今最も勢いのある若手建築家である谷尻誠さんの思考を見てみませんか?

それでは、谷尻誠さんの著書『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』についてご紹介していきます。

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建築家『谷尻誠』とは?

本書をご紹介する前に、まずは建築家『谷尻誠」とは何者か?について解説していきます。

著者プロフィール

谷尻誠(たにじりまこと)
建築家/起業家。1974年広島県生まれ。
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.代表取締役。
大阪芸術大学准教授、広島女学院大学客員教授、穴吹デザイン専門学校特任教授。
共同代表の吉田愛とともに、都市計画・建築・インテリア・プロダクトに関する企画、設計、監理、コンサルティングなどを行う傍ら、社食堂やBIRD BATH&KIOSKを開業、絶景不動産、21世紀工務店、未来創作所、tecture、Bypassなどを起業する。
(BOOK著者紹介情報より)

谷尻誠『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』

この本は「建築家の仕事、働き方とは?」といった内容ではなく、仕事に対する考え方、働き方についてといった、建築に関わるだけでなく、どんな職業・職種の人にも共通する根源の部分について書かれた本です。

写真やイラスト、自身の持ち物を紹介するなど、ビジネス書のような堅苦しさはなく、そっと隣で語りかけてくれるような言葉で綴られており、スッと頭に入ってくるような心地良さがあります。

この本の中で特に面白かったのが、著者の思考の「柔軟性」と「分析力」。

特に「こうあるべき」といった固定概念を極力持たない柔軟な思考でアイデアや物事を捉えつつも、何度も自身に問いかけながら思考を分析する冷静さを兼ね備えているというのはとても参考になりました。

また「どうしたら楽しく働けるか。?」といった、私たちがついつい忘れてしまいがちなことに対して、きちんと向き合い、体現しようとする姿勢は、私たちが見習うべきことであるなと、考えさせられました。

この著書の中で、特に印象に残ったのが、以下の文です。

嫌いなものと言うのは、自分が持っていないものを、選んで蓄積してこなかったものだから新しい世界に出会う率をあげてくれる。
今の自分の世界を確実に広げてくれるんです。
あなたが嫌がる、もの、場所、人には圧倒的チャンスがある。

谷尻誠『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』 より

私たちがついつい避けてしまいがちな、苦手や嫌なもの。

そういったものは、自分とは異質なものとして捉えているから苦手なのであり、著者はその苦手とするものからも、学びがあると考えています。

嫌いなものと向き合うのは大変ですが、向き合うことで見えてくる考えや景色があるとしたら、ちょっとだけ向き合っていきたいと、背中を後押ししてくれる言葉がとても印象的でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は建築家の谷尻誠さんの著書『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』についてご紹介しました。

手がけている作品だけでなく、考え方やライフスタイルなども注目されている、今最も活躍が期待されている建築家の1人です。

彼の著書を通じて、自分の働き方、考え方を感じてみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

カイトミ

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