【一級建築士が解説】建築確認申請とは何か?

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悩んでいる人
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「建築の確認申請って何?」
「建築の確認申請について知りたい」

この記事では、このようなお悩み・疑問を持っている方に向けて、一級建築士の資格を持っているカイトミが、建築の確認申請について解説していきます。

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カイトミ
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こんにちは!このブログを運営しているカイトミです。
このブログでは、一級建築士、認定コンストラクションマネジャー、認定ファシリティマネジャーの資格を持っているカイトミが『建築』×『ライフスタイル』をテーマに情報を発信しています!

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

この記事で分かること
  • 建築の確認申請について知ることができる

この記事が、建築確認申請の理解を深める参考になってもられば、嬉しいです。

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建築確認申請とは

建築確認申請とは、新しい建築物を建てたり増築や改築をするために必要な申請のことをいいます。

建築確認申請では、建築を建てるために必要な建築基準法という法律を遵守する必要があります。

そのため、建物を建てるための確認申請書を建物を計画している場所の市町村の建築窓口(建築主事)もしくは指定確認検査機関へ申請し、建てようとしている建築物が建築基準法に適合しているかどうかを審査・確認してもらう手続きが必要となります。

このように建築確認申請を行うことで、建築基準法を遵守していない違法な建築物が建つのを是正することができます。

誰が申請するの?

建築確認申請を行うのは、建物の建築主が行います。

そのため、建築確認申請に必要な費用は建物の建築主となります。

しかし、建築確認申請は建築に関する高度で複雑な専門知識が必要なため、建築に対する知識の無い一般の人が建築確認申請を行うのは難しいため、建物の建築主に代わって設計事務所や建設会社が建築主の代理(委任)として建築確認申請を行うことが一般的となっています。

どこに申請するの?

建築確認申請の申請先は、建物を建てる市町村の役所にある建築確認窓口(建築主事)もしくは民間の指定確認検査期間となります。

建築確認申請に必要な書類は?

建築確認申請に必要な書類は、建物を建てる市町村の役所にある建築確認窓口(建築主事)もしくは民間の指定確認検査期間の申請先によって必要となる書類が異なるため、申請先に確認が必要となります。

建築確認申請書類の構成としては、原則、以下の書類を用意します。

確認申請書

  • 建物の計画内容を示した書類
    (建築概要、建築面積、延床面積、建物高さなど)
  • 建築計画概要書
    確認申請書の概要を示した書類
  • 建築工事届
    工事施工者、工事監理者、工事予定期間などを示した書類
  • 建築図書
    建物の計画内容を確認できる図面(案内図、配置図、平面図、立面図など)

その他

  • 現地調査票
    建物が敷地に関する要件を示した書類(用途地域、容積率、建ぺい率など)
  • 委任状
    建築主(委任者)の代わりに申請を行うことを委任する場合に必要な書類

建築基準法の改定や制度の見直しにより、書式や申請方法も変わっていきます。
建築確認申請を行う際は、申請前に必要書類や申請手続きについて、建物を建てる市町村の役所にある建築確認窓口(建築主事)もしくは民間の指定確認検査期間に必ず確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では『建築確認申請とは何か?』というテーマで、一級建築士であるカイトミが建築確認申請についてご紹介していきました。

では、今回のまとめです。

  • 建築確認申請とは、計画している建物が建築基準法を遵守したものであるかを確認するために行う手続き
  • 建築確認申請の申請者は、建物の建築主が行うことが原則だが、申請する内容が建築に関する専門知識を必要とするため、設計事務所や建設会社が建築主の代理で行うことが一般的
  • 建築確認申請の申請先は、建物を建てる市町村の役所にある建築確認窓口(建築主事)もしくは民間の指定確認検査期間
  • 建築確認申請に必要な主な書類は、確認申請書、建築計画概要書、建築工事届、建築図書だが、申請時に必ず申請先に確認が必要

この記事が、みなさんの建築確認申請の理解を深める参考になってもられば、嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

カイトミ

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