【一級建築士が解説】デザインビルドの意味とメリット・デメリット

Architecture
悩んでいる人
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「最近よく聞く、デザインビルドってどういう意味なの?」
「デザインビルドにすることのメリットやデメリットを知りたい」

こんにちは、カイトミです!

みなさんはこんなお悩み・疑問を持っていませんか?

この記事では、このようなお悩み・疑問を持っている方に向けて、一級建築士であるカイトミが「デザインビルドとは何か?」「デザインビルドのメリット・デメリット」について解説していきます。

記事を書いている人

カイトミ
カイトミ

こんにちは!このブログを運営しているカイトミです。
このブログでは『建築』×『ライフスタイル』をテーマに情報発信しています。
設計事務所に勤務する30代男性です。
一級建築士、認定コンストラクションマネジャー、認定ファシリティマネジャーの資格を保有。
一級建築士として建築に関する情報とライフスタイルの役立ち情報ついて、分かりやすく伝えていきます!

この記事を読むことで、以下のことが分かります。

・デザインビルドの意味が分かる
・デザインビルドのメリット・デメリットが分かる

この記事が、デザインビルドについての理解を深めたい、デザインビルドのメリット・デメリットを知りたいと考えている人の参考になってもらえたら嬉しいです。

このほかにも、このような記事を書いていますので、よければ読んで下さい。

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デザインビルドとは?

ここからは「デザインビルドとは?」について解説していきます。

デザインビルドとは、デザイン(設計)+ビルド(施工)までを一貫して施工会社が行う発注方式のことで、設計・施工一括発注方式ともいいます。

民間工事の場合、デザインビルドは一般的な発注方式として採用されています。

しかし、公共工事などにおいては、設計と施工を分離して発注する「設計・施工分離発注方式」が多く採用されており、デザインビルドによる発注方式はあまりありませんでした。

ところが、2020年のオリンピック競技施設の建設にあたり、工期の短縮や工事責任の明確化などにより、デザインビルドが採用されるようになりました。

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デザインビルドのメリット・デメリット

ここからはデザインビルドを採用することによるメリット・デメリットについて解説していきます。

デザインビルドを採用することによるメリット

デザインビルドを採用することのメリットは、以下となります。

・工期の短縮が図れる
・施工者のもつ施工技術・ノウハウが設計に生かせる
・コスト・工期の確定が早急に確定できる

設計・施工分離発注方式では設計者と施工者が別々になるのに対して、デザインビルドは、設計者と施工者が同一人格となるため、設計内容の意図伝達や情報共有がスムーズに行うことができるため、工期の短縮が図れます

また、施工者の持つ施工技術やノウハウが設計にも反映できるため、発注者の求める建物をより効率的に実現することができます。

そして、設計・施工時に発生する設計変更に対しても、変更内容を元に施工側からのコスト検証ができるたえ、コスト・工期の確定がスムーズに行うことができます

デザインビルドを採用することによるデメリット

デザインビルドを採用することのデメリットは、以下となります。

・設計・工事内容に対するチェック機能が働きにくい
・施工会社側に優位な計画・施工内容になる恐れがある
・コスト検証が調整が難しくなり、割高な計画になる恐れがある

デザインビルドはメリットも多いですが、もちろんデメリットもあります。

デザインビルドは設計者と施工者が同一のため、設計・施工内容がスムーズに連携できるというメリットがある反面、設計内容と施工内容を客観的にチェックすることが難しくなります。

特に、最近では設計要件が専門的で複雑になってきているため、発注者がそれらをチェックすることが難しくなっているため、設計内容と施工内容を客観的にチェックすることがなかなか難しいという現状もあります。

そのため、より合理的な設計・施工内容を第三者の視点でチェックすることが難しくなり、コストが高くなったり、工期が長くなったりといった課題があります。

また、受注した施工会社としては、自分たちの得意な工法や良く採用している技術を使った方が会社としても工事がしやすため、施工者側のやりやすい設計・施工内容になる恐れもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では「デザインビルドとは何か?」「デザインビルドのメリット・デメリット」について解説していきました。

改めて、この記事でご紹介した内容についてまとめです。

・デザインビルドは、デザイン(設計)+ビルド(施工)を一貫して施工会社が行う発注方式のこと

・デザインビルドのメリット
 ①工期の短縮が図れる
 ②施工者のもつ施工技術・ノウハウが設計に生かせる
 ③コスト・工期の確定が早急に確定できる

・デザインビルドのデメリット
 ①設計・工事内容に対するチェック機能が働きにくい
 ②施工会社側に優位な計画・施工内容になる恐れがある
 ③コスト検証が調整が難しくなり、割高な計画になる恐れがある

この記事が、デザインビルドについての理解を深めたい、デザインビルドのメリット・デメリットを知りたいと考えている人の参考になってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

カイトミ

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